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本当桜には迷惑かけてばっかりだなぁ。後でお礼でもするかな。
「そんなことないよ。桜の料理は普通においしいし、好きだよ。それに作ってくれるだけで俺は嬉しいし。ありがとね」
俺がそう言うと桜は顔を赤らめた。
「…………
あぁそんな嬉しいこと言わないでよ、ドキドキするの。優しすぎるんだよ航は。我慢できなくなっちゃうじゃん。
ねぇ、キスしていい?」
「またそんな事言って、ダメです。
それより飯たべ……んっ」
俺が言葉を言おうとすると唇に柔らかいものが当たり、目の前には桜の顔があった。
「えっ?」
突然の出来事に頭の整理がつかなかった。
少しすると桜は顔を離した。俺は桜にキスをされた。
「航が悪いんだからね。いつも私をじらすから、優しいことするから。
でも、ファーストキスが航でよかった」
桜は自分の唇を触りながらそうつぶやいた。
今の桜は心から喜んでると思う。それを見てるだけで俺まで嬉しくなりそうだ。
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