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「照れんなって、わかりやすいんだよ」
そう言いながら大地が頭をクシャクシャにしてきた。
無性に腹が立ったのは何故だろう。
「照れてな「はぁい、HR始めるよぉ。みんな席ついてぇ」
「うわっ、もう時間か。俺は戻るわ。先生にどやされるのは嫌だし、じゃ部活でな」
大地は走っていってしまった。
逆に逃げられた……
つーか俺のいないとこで俺の話を……本当に恥ずかしい。
これからはしないように桜に言っておこう。
「ではHRはじめます。
え~、あと一週間で夏休みに入ります。
みなさん……
んっ? あれ? なんだっけ。
え~言うこと忘れたので終わりにします。
それじゃ、自由にしていいよ。とりあえずなにしててもいいから。
あっ、キスぐらいは許してあげるけど“にゃんにゃん”は、だ・め・よ。帰ってからにしてね、先生興奮しちゃうから。
どうしても我慢出来なかったら先生のところにきてね。イケメン限定だけど」
男子たちが奇声をあげていた。香奈ちゃんを見たらウィンクされたが怖かったので無視をした。
誰もしねぇだろ、そんな事。香奈ちゃんの頭ん中エロいことだけだな。
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