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「どぉ?美味しい?」
俺が食べ始めてから少したつと桜が声をかけてきた。
いつの間にそこにいたんだ? 忍者か? 気にしない事にしよう。
「あぁ、美味しいよ。毎日作ってるせいか日に日においしくなってる気がするよ」
「またそうやって優しくする。
もう1回キスしたい……ダメ?」
桜はうるうるさせた目で俺におねだりしてきた。しかし俺は負けなかった。
「もう、今日はダメ」
もう流石に恥ずかしい。今は誰もいないけど学校だし。学校じゃなくても困るけど。
「え~なんでぇ……ん?待てよ
“今日は”ってことは明日は出来るってことだよね……やったぁ明日も航と、ムフっ」
ムフってなんだよ、裏がありそうな笑い方だな。
桜は不思議な笑い方をしながらとても喜んでいた。
「いや、そういう意味じゃなくて、それ「いつにしようかな。朝じゃなんかもったいない気がするし、やっぱ夜かな、熱くながいもの。いや今日みたいに学校もありかな、見せつけの意味で。
う~ん悩む。って言うか1回じゃなくてもいいのか。やぁ~ん」
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