砂時計

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  眺め黄昏れる度君は いつも頭撫でてくれたね その手 思い出すと 震えて 俯くばかりで   戻らない針を 止めて砕いたのに 零れゆく粒が また 時を進め   さらら 砂時計のように 儚く 落ちる 涙 「また明日」手を振った それが最後の言葉   夢を見る度 僕はいつも 君だけを探していた だけど 探しても いつまでも 見つかることなく   戻らない君を 追い求め続けて 壊れゆく僕を 風...舞い上げる   ふわり 僕を包むように 優しく 見守る 空が 「忘れなよ」微笑んだ 声が聞こえた気がした       さらら 砂時計のように 儚く 落ちる 涙 「また明日」手を振った それが最後の言葉   くるり 砂時計のように 進むよ 決意の涙 「ありがとう」手を合わせた 君は笑って消えた  
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