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パタリと動かないので死んでるとかないよなと心配してくる。
「・・ぉい!坊主大丈夫か?」と上体を起こしてあげると
突然、目を見開き
「貴様!?巨人か何かか?私よりでかくて!
それと私は坊主ではない!立派な大人だ。」
此方が目が点。
低い声で口調は、子供らしくなぃ。
「・・・ぃやぁ・・平均身長より少しでかいくらいだと思ってるし巨人じゃないし人間だし
まず・・
えー君は、誰だって言いたいけど
まず鏡見ようか。」
此方が冷静になりベッドから出て一気にヒートした子を抱き上げ洗面台の鏡まで連れていった。
行く途中パニックになっているのか微動だにせず
ブツブツ失敗するはずは・・や
何故だ?とか言ってたが気にしない事にした。
「ほら・・・此で自分が大人って言えない事解る?」
鏡を見た瞬間
鏡越しの彼が瞳孔が開き隣から息を飲む音がした。
ゆるゆると自分の頬や身体を触り
最後に自分の両手を見て
ゆっくりと口を開いた
「何故だ?何故!!私は、幼き頃の姿をしているのだ!
人間・・・貴様人間と言ってたな!」
彼の異様な取り乱し方に
頭が混乱する。
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