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副長が話を終わったあとは解散となりブリーフィングルームから出ていくパイロット達
まだ艦長やマーク達は残っていた
『独立部隊ねぇ…』
あまり気に入らなさそうに呟くマーク
『何か、不服かね?マーク』
タチバナ艦長がマークへと聞き返す
『いやいや、過酷な任務が多そうだなと思っただけですよ』
『一年戦争末期よりは楽だとは思うがな』
『そうだといいんですがね…』
あまり自分の置かれている状況が思わしくない事にマークは不服なのだ
『またお前の力が必要な時がくる。頼んだぞ』
『タチバナ艦長の指示なら受けますが、それ以外は俺の判断で部隊を動かしますんで…』
『わかった』
タチバナ艦長が返事をしたと同時だった
艦内に警報が鳴る
『敵襲!?』
リトは思わず、ブリーフィングルームからすぐに出ていく
『おい、リト!』
『敵だったら叩かないといけないでしょ!』
『ちっ!!』
マークもリトの後を追おうとブリーフィングルームから出ようとした時だ
『マーク!』
タチバナが叫ぶ
その叫びに立ち止まるマーク
『若いヤツらを頼んだぞ!』
真っ直ぐな眼差しでマークを見るタチバナ
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