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『そこのMS、すまないが艦へと案内してくれないか?指揮官と話したい事がある』
『えっ…でも…』
相手がジオンのMSなので戸惑うリトにマークの指示がくる
『艦へと案内しろ。命の恩人に代わりはない』
『ほぅ…話のわかる奴がいるじゃないか』
『わかりました…こちらへどうぞ』
グリフォンを反転させ艦へと向かう
それに付いていく蒼いリックドム
マークのネモも艦へと帰投するコースをとる
『やはり一機だけではなかったか』
ネモのゴーグルに映ったのは三隻のムサイ
複数のMSだった
『ジオンの残党が俺達に何の用だか』
艦に帰るマークの後ろ姿を見つめるMSたち
旧ジオン公国の亡霊
艦に帰ったリトはそのままリックドムの前まで来た
警備兵や整備兵が集まる中で開くコクピット
中から出てきたのは黒髪のロングストレートの女性だった
『命の恩人に銃を向けるとか…この艦はどういう教育してんだか』
『何を!』
彼女の言葉に反論しようとする兵士
『銃を降ろせ!』
その場にいた全員を静かにさせたのは隊長のマークだった
『MS隊、指揮官のマークだ。部下たちの非礼をお詫びする。』
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