mission.2

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「外来人?外国人じゃなくてか?」 誠一が聞き返すと、妹紅は頷いた。 「あぁ。外の『世界』から来た人の呼び名だ。さっきの誠一の反応からして、…おそらく今の誠一は、元居た世界とは別の世界に来ているんだ。」 妹紅は少し言い辛そうに、説明する。 それを聞いた誠一は、ため息をついた。 「…やっぱりそのパターンかよ。」 「…なんだ?驚かないのか?」 「まぁ薄々気付くだろう?自分の置かれている現状が『非現実的』なら状況なら尚更さ。」 そんな誠一を見て、妹紅はフフッと笑った。 「…あんたみたいな外来人は初めてみたよ。」 「…それは褒めてるのか?」 「両方だな。」 妹紅は笑いながらそう答えた。 誠一は肩をすくめると、ルーミアに向き直った。 「…そういえばルーミア。お前怪我してただろ?大丈夫なのか?」 「今から見て貰うのだー。大丈夫なのだー。」 ルーミアはニッコリ笑う。 その様子を見ていた妹紅は、誠一に説明する。 「ルーミアは『妖怪』だからな。見た目は幼いが、歩けるようなら心配はいらないよ。」 説明を聞いた誠一は驚いたように、ルーミアを見つめる。 「…妖怪だったのか?」 「そーなのだー。」 誠一は無言で、ルーミアに近づくと、頬を左右に引っ張った。 「なにひゅるかー?」
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