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マキトのストレス値は限界を超えた。
「あぁーー!くそがぁぁぁ!
ふざけんじゃあねぇぞお!」
マキトはコントローラーを壁に投げつけ、机をひっくり返し、ゲーム機本体を持ち上げ床に叩きつける。
ゲーム機は床に着く前にマキトの足を直撃した。
マキトは暴走モードに突入した。
まずはブラウン管のテレビを持ち上げ窓から外へ勢い良く落とし、大切にしていたアイドルのポスターも破り、部屋の物を全てめちゃくちゃしながらマキトは叫んだ。
「くそが!なめやがって!
全部うっとうしんじゃ!神様が居るんやったらぶっ殺したる!俺の人生めちゃくちゃにしやがって!しかも不景気になんかしよって!下界に降りてこい!クソ野郎が!
お前が神やったら俺はオリンポスの山じゃくそが!」
と半狂乱で叫んだ。
そして少し時間が経ち冷静になったのか、部屋の掃除を始めた。ブラウン管テレビは粉々になったのは言うまでもない。
お昼過ぎ頃。
マキトは気分転換に外に散歩に行く事にした。外は意外に静かだった。
今日はなに一つ聞こえないな。
と思っていた。天気予報では風が強いと言っていたが風なんて一つも吹いていない。
(天気もアテになんねぇか。)
と思いながら近くの公園に向かう。
聞こえてくるのはただ自分が歩いている音だけだった。
(おかしいな、、。普通は車の音や子供の声すんのに全く聞こえんな。)
と少し疑問に思っていたマキト。
家からすぐそこの公園が見えた。
「なんや意外に普通やん。」
公園には砂場に3人の子供と
3人のお母さんがいた。
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