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昔々のことじゃった
貧乏で怠け者な青年、喜助がおったそうな
喜助は近所に住んでた心優しいバア様に養ってもらっておったが
先週バア様は病気で帰らぬ人となり
バア様が残してくれたお金も底をついてしまった
喜助「はぁ…金の成る木はないかのぉ…腹が減ったわい」
喜助は丸2日何も食べておらず
腹はギュルギュルと鳴っておった
喜助「…そうだぁ。困った時の神頼みじゃあ。神社にお参りに行こうじゃないかぁ。」
とぼとぼと、たまに腹の虫をなだめるようにさすりながら
神社へ向かったそうな
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