6580人が本棚に入れています
本棚に追加
次に乗ったのはコーヒーカップ。
勿論相棒交代。
「蓮くん~。回さないでよ?回さないでよ?」
遥さんはカップのふちを手で押さえながらなんだか慌てている。
これは…苦手だな?
僕はにやりと笑うとコーヒーカップのハンドルを思い切りぐるぐると回す。
周りと違う速さで僕らのコーヒーカップはまわりはじめた。
「うわわわ!ちょっ!蓮くんタンマタンマ」
遥さんのおたけびが響き渡る。
「えー?なんのことー?」
僕はぐるぐると回しながらわざと答える。
「…死ぬなよー。はるかー」
今度は先輩が笑いを堪えた顔で遥さんを応援していた。
最初のコメントを投稿しよう!