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「そういえばさあ。安藤くんっていたじゃない？
ほら。あのかっこいいのに変な先輩と付き合いある」
「変ななんていったら怒られるよ」
「あの人に聞いたらいいじゃない？
詳しそうだし」
確かに。
私は顎に手を置いて考える。
春馬先輩。
見えない者が見えて、祓う力をもつ先輩なら、この不思議な出来事に答えを出してくれるのかもしれない。
「でもさ。最近二人と全く連絡とってないの」
二人とも違う大学で、特に安藤くんは、今かなり勉強のほうが大変らしい。
前に祐司くんがメールしてきた時にそう告げてきて、ぼやいてた。
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