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夕方の4時。僕は12時からずっと涼介を待っている。
pipi……
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FROM 山田涼介
ごめん。今日は無理だ
また今度にして
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TO 山田涼介
僕は大丈夫だよ!
わかった!
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知「本当は大丈夫じゃないんだよ…」
4時間待っていた僕は何だったんだろう。記念日のことなんか一言も触れられていない。
公園の帰り道、信号を待っていると車道の向こう側に涼介らしき男の子が見える。隣には…この間一緒に居た可愛い女の子。
僕は絶望した。このとき初めて別れを決心した。
でも自分から連絡するのが怖かった。僕はしばらく連絡するのをやめることにした。
そんな時いつも頭に浮かぶのは大ちゃんの顔。大ちゃんなら僕だけを見てくれる?大ちゃんとなら…幸せになれるのかな、
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