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「今日から2学期だな!」
いつの間にか隣に並んでいたカズがとびっきりの笑顔で(悪い意味で)そう言う。
「そうだな」
「夏休みなんてあっという間だな~…俺、あんまりナンp」
確かにカズの言うとおり夏休みはあっという間だった。楽しい事がたくさんあると1ヵ月もある夏休みもつかの間の夢のように早いもんだ。
ナンパ談義を炸裂させているカズを尻目に俺達は学校への道程を歩いていった。
「でさ、俺がそ
「着いた着いた」
5分後、俺達が通う四得川高校に到着した。
俺達の通う私立四得川高等学校は全校生徒数約1000人のなかなか大きな学校だ。後は…んー…あまり特徴のある学校でもないし得にないや。
さて、始業式があるから体育館に急がないと…
「でな!でな!その子
「おはよー」
朝の挨拶をしながら自分の教室のドアを開ける。
「おはよう陵哉」
ほとんどが話に夢中なのか俺の挨拶は無視されたが1人の超イケメンが返事をしてくれた。
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