俺の彼女はスーパーアイドル！！せかんど♪

２学期が始まるんだよコンチクショウ！

この「街の100人に聞いてみた！抱かれてもいい男ランキング！！」で見事1位を勝ち取りそうな程のイケメンは大戸幸谷、通称サッチーだ。俺の中学からの大親友で困った時はいつも助けてくれるとても頼りになる奴だ。

顔よし、成績よし、性格よしと女性にモテる全ての要素を持っている。ほぼ毎日ラブレター貰ってるし、頻繁に告白もされている。しかし彼女はいない。
と、こんなところかな。

「おはよ、サッチー」

「おはぁいよぅ」

「おはよ。相変わらず元気そうだなカズは」

「おうよΣd(ﾟ∀ﾟ)」

カズの言葉にカズ十八番のカズ流サムズアップを炸裂させるカズ。相変わらずというかむしろ頭のネジが５本ぐらい抜けたんじゃないかな？いや、もともと抜けるネジなんてないくらい………なんでもない。

とりあえず荷物を席に置く。

「なあ聞いたか？このクラスに他のクラスの奴が入る事になったんだってよ！」

「マジで！？誰だろうなぁ…」

…と、隣の奴がそんな事を話しているのが聞こえた。ﾌﾌﾌ…もう噂になってるみたいだな…

「おーい！行くぞ陵哉！」

「置いてくぞぃ」

「ああ、今行くよ」

俺達３人は体育館へと向かった。