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ヴィは右手に呆れたようなポーズをとらせて左手を腰に当てながら
「いやぁwwww死神界のゲーセンてねwwwwwwなんかねwwwwすごくwwwwwマニアックなwwwwwっうえwwwwププwwww内容がwwwwねwwww」
「へえ…マニアックっていうと例えば?」
「例えばねwwwww例えばねwwwwwwwシューティングは全部東方wwwwwwwwクレーンゲームはwwww景品がジョジョ系列のみというねwwwwwFPSなんか皆無で三人称視点のwwwwケツゲーのみというねwwwwあ、因みにクリア条件がwwwwwwメタルギア4本編クリアwwww」
何言ってるかまったくわからないがとにかく人間の世界のゲームセンターは珍しいんだろう。
するとニヤニヤを満天に湛えて楽しそうにしているヴィはクレーンゲームで遊んでいる琴にチラチラと目を配っている。
「ヴィちゃ~ん、早く早くぅ!これ取りたいんだけど難しいんだよ~、ヴィちゃん一回やってみて!」
「合点承知之助wwww」
さて、ヴィも行ってしまったし僕もせっかく久しぶりにゲームセンターなんて来たから遊ぶか。
安っぽい音楽が鳴るクレーンゲームへと近づいていくと、げ…阿部が気づいて寄ってきやがった。
「な、なあ…傷太……」
あれ、なんか落ち込んでるな。
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