第3章~6月9日はパチュリーの日…だと…?~

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「ヴィ準備出来ましたか?」 「ういwwwさあマイスレチェックだおーwwwww」 朝食を食べ終わった僕は部屋のドアから顔を覗かせてパソコンをしまってしるヴィに声をかけた。 ヴィがベットから立ち上がったところでドアを閉め玄関へと向かうため階段を降りる。 一階についたときに丁度ヴィが僕の部屋から出て来た。 どうやら笑い顔は影を潜めていて、その表情を見る分は可愛くて少し活発な普通の女子高生だ。 いつもこうゆう表情でいればいいのに、なぜいつもニヤニヤ笑いが張り付いてるんだろうか、と思っていると階段を降りているヴィがボソッと呟く。 「また過去ログ…なんでだお…」 過去ログ?まあどうせヴィのことだ、訳のわからないものに決まっている。 そう考え先に玄関に向かうヴィを追いかける。 リビングへのドアを開けたとき母が朝食の後片付けをしながらテレビを見ていた。 番組タイトルは<家政婦は見た>シリーズだ。 朝からよく昼ドラなんか見れるな。 テレビから目を離さず器用に食器を片付ける母はヴィをみとめると、 「あら傷太、ヴィちゃん、いってらっしゃい」 「うぃ…」 「いってきます」 ヴィは肩を落としたまま母に答えた。母もそんな彼女に気付いたのか僕を捕まえて厳しい目で、 「あんた、ヴィちゃんになんかしたの?」 僕はその問いに首を振り先行するヴィに着いていった。
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