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翌日、ブラックは同じ場所にいた。
学校の真ん前にある、小さな駐車場の小さな屋根の下。
ブラックに、小さく手を振った。
当然だけど、ブラックは無反応だった。
ちょっと、胸が痛んだ気がした。
その日の帰りも、ブラックを見た。
朝と違って、俺をじっと見ていた気がした。
ちょっと、歩みを早めた。
なぜか、泣きたくなった。
その翌日も、そのまた翌日も、ブラックは同じ場所にいて、クラスでもちょっとした話題になってた。
なのに依然と飼おうとしないクラスメートと、先生と、世の中にムカついた。
"腹が立つ"というのを覚えたのは、その時だったかもしれない。
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