§45 Happiness of name of freedom -last part-

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それは多分──解放される嬉しさから。 ルヴィは未だに実感が湧かない心境だったが、泣き付いてくるリスタを見てだんだんと現実へと帰ってくる。 「…終わった、のか。そうか…終わったんだ。もう縛るものは無いんだな──オレ達は自由なのか」 一言一言丁寧に口に出せば、しっかりと実感出来る現実。 そんな彼らを横目にしているフィリア。 すると、もう一つ小さな影が現れた。 「ふん。下手物男も呆気ないものだな」 赤い小さな小動物は憎まれ口をたたき、軽い足取りでフィリアの足元に歩んでくる。 「お帰りルース。って事は、そろそろ逃げないとマズいかな」 フィリアは赤い猫…ルースの登場にやや焦りの表情を浮かべた。 そんな彼女の反応にルヴィはしどろもどろ。 「ソナタら…一体何者だ?それにマズいとは…」 眉を怪訝そうにひそめる銀髪の男に、リスタはハッと我に返った。 「はわっ!そうでありました!ルヴィ殿!急いで逃げるであります!直にここにもフォースの軍勢が来てしまうでありますよ!」 途端、ルヴィの顔は怪訝から焦りの色へと早変わり。 .
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