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§-Outline until last time-§
前回までのあらすじ。
この世界の裏側では、ある七つの鍵が一目置かれている。
鍵には…
五十二年前、ある小島に人外な力を持った男が住んでいた。人間達はその男を恐れ、迷界へと繋がる扉を開いて男を閉じ込めた。
という歴史があった。
レイグレント王家嫡男であるラウドは、数年前から王家にその鍵に関する不審を感じていた。
そして自ら調べ、鍵の歴史、王家の企み、それから自分が使う魔法のうちの一つである闇系譜魔法が鍵を破壊する為に必要な存在だと知った。
ラウドは鍵の破壊を決め、戸籍を伏せて王家を出た。
そして一人、鍵を探す為に旅をしていた彼はある日、一人の軍人である少女と出会う。
色々な過去を抱えた少女は人々の間では"深紅の弾丸"と呼ばれる実力者であり、それに加えて鍵破壊の為に必要なもう一つの魔法である光系譜魔法の使い手だった。
そして、鍵破壊一派であった。
二人はお互いを同志と認め、共に鍵探しの旅に出る事になったが、早くも鍵に関するさらなる真実の欠片を掴み、そして王家の動きも知ったのだった。
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