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儀式は終わって二日後。
魔法によりもと通りになったエドの体に入った魂はエドのものではなかった。
「どこだ…ここ?」
あの時俺は確実に死んだなのに、生きてる?頭が混乱して目眩がする。
どうやら、ベットの上で寝ていたみたいだ。
目の前にはゲーム内のキャラクターの様な格好をした青い髪の男が立っていた。
「エド!?エドですか?」
なにを言ってるんだこの男。
言っていることが良くわからない。
俺は死んだのに、見えてる?
生きたいって願いが通じたのかな?
赤い瞳。紫の唇。
彼の背中には翼があり頭上には光のリングが浮いていた。
天使?
なるほど、お迎えか。
目の前の彼は「返事をしなさい!」などと大声で言っている。
だんだんうるさくなってきたので良くわからなかったが俺は負けないくらい大きな声で名前をゆった。
「俺の名前は黒川 圭だ!」
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