きっかけ

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「失敗か…」 俺の名前を聞いた途端天使のような彼はがっくりと膝から崩れた。 明らかな落ち込みに圭は少し傷ついた。 こっちでも必要じゃないのか。 「…必要じゃないみたいだから早く三途の川にでも連れていってくれ。こっちにきちゃったんだ、どうせもう帰れないんだろ?」 彼はポカンとした顔をしたあとに言った。 「なにか勘違いしていませんか?」
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