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「それって完璧俺を馬鹿にしてるよね?うわウザイ。死ねばいいのに」
子供のような台詞だが、それには子供のような軽い意味はない。確かに重みがある。
『分かんない──知らないよ、私。そんな恨み、買ってたの?』
「うん。俺は君が憎かった。好きだったけど憎かった。可愛さ余って憎さ百倍?てやつ?
だからさ、俺に殺されて?星羅ちゃん」
最後にわざとらしくちゃん付けすると、ナイフを振った。
それは的確に星羅の腕を裂いた。
『ぃあ゛ぁああ!!』
鋭い痛み、熱い。熱い──
やだよ。やだよ。殺される?殺される?
い や だ
ぶつり。
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