第一話:"四ッ谷先輩"

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【中庭】 女B「これで三人目だよね。殺されたの…」 女A「また五歳の女のコらしいよ。今度は左足盗られてたって」 女B「ぎゃあ~。一人目は左腕、二人目は右腕…このままいくと四人目は右足!?」 女A「それに…聞いた?? "人形の手足"の事。」 N《被害者は必ず どれか一本を持ち去られている。それぞれ違った一本を… そして その"代わり"の様に、人形の手や足が遺体に添えられている》 女B「怖ッ!!犯人何考えてんの!?」 (みんながこの身近でショッキングな事件に騒ぐ中――事件とは違う話も囁かれていた) 女C「ねェねェッ、「人間を襲うミカちゃん人形」って知ってる? 事件でさ、死体と一緒に置かれてるの"ミカちゃん人形"のパーツらしいじゃん。 ネットで見たんだけどォ… 昔 持ち主に飽きられてすてられちゃったミカちゃん人形があったんだって。 それでね…その事を怨んだミカちゃんが… 無差別に人間を襲うんだってェエ!!」 真「ぎょーーッ!!」(怯えて叫ぶ) 女D「わぁーっ!?」(真の声に驚く) 女C「真ッ!!いつからそこに!!」 女D「ほんっとビビりだな、真…」 真「そんな事ある訳…でも、 もしもヒナノが巻き込まれてたらどうしよう!?」(怯) 女C「コラコラ落ち着け! それに今のはただの怪談だし」 女D「…ねェ、ただの噂だけど何かの怪奇事件の事だったら― "四ッ谷先輩"に「お願い」するとイイって聞いた事あるよ」 .
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