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2007年2月2日
「はぁ・・・はぁ・・・」
勢いよく起き上がった竜。自分の顔に手を当てて、頭の中を必死に整理し、呼吸を整えた。
ここは学生寮の一室。
竜は一人部屋で暮らしている。とはいえ、小学卒業と同時に寮の場所は変わってしまう。実質、後1ヶ月ぐらいお世話になるだけだ。
(何で今更・・・・・・昔の夢が・・・)
勘に触るが・・・・・・。
ためらい、ベッドから降りた。足元にあるスリッパを履いて、机の方に歩いていった。
最初に目に入ったのが防衛魔法の入門書。これは小学校で使う教科書であり、身を守るための魔法の使い方が書いてある。
「まぁ、俺には必要無いんだけどなぁ。こんなもんは」
パラパラとページを一通りめくってから机に再度置いた。
そしてやっと時計を見る。
「げっ!朝飯の時間か・・・・全く、うなされてたせいでもう7時半か・・・・」
とりあえずパジャマから着替えることにした。
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