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「ふ、ふあっ!」
ぴくん、ぴくん、と震える
「…耐えて…女の子同士だから、同性とのスキンシップは激しいわよ」
体を
莉王の全身を、艶やかに撫で回す
「ひゃあぁん、あんっ」
「そんなに感じちゃダメよ…我慢して」
すべすべ、なぜなぜ
「くひっ、やっ…」
かちゃ…
「誰かいるのか?苦しそうな声…が…」
ぼそぉっ、と物が落ちる音が
「あら、宮本の、今日は顔を出してくれたのね?」
「な、な、な…何をしているーっ!!」
ぎゃあぁぁぁ…ん…、と声が頭を揺らす
思わず、びくっ、と震える
「そう大きな声を出さないで頂戴、この子が恐がるわ」
頭を撫でられ、ちょっとずつ落ち着きを取り戻していく
「おっ、おまえ、生徒会長でありながら、生徒会室で不純な行為に及ぼうとするなど…!」
「宮本の」
びくっ、と今度は見知らぬ女子の方が怖じけづいた
「この子は受験入学組の日村莉王さん、迷っていたのを連れてきてあげたのよ」
と、前に突き出される
「ふみゅ?」
「あ、どうも…じゃなくて!私はおまえの不じゅ」
「あら、混ざりたかったの?じゃあはい」
と、お姫様抱っこで差し出される
「みゅ…ふつつか者ですが…」
「あ…こちらこそ、じゃなくて!」
再びのノリツッコミ
お笑いの素質はあるようだ
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