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「だ、だけどな、前編でも言ったように、莉王は社会に出るには今は幼過ぎる、心身共に成長を」
「あ、じゃあ今大人にするよ、私達も大人になるから」
「…あぁ、そんなこと出来るんだ…」
「うん、じゃあ莉王、脱いで」
「待て、心身共に、って言ったよね？」
「言ったよ？経験は人間を大人にする、って言うじゃん」
「何の経験かな？下ネタかな？」
「それ以外何があるってんだ」
「違うそーいう意味じゃないんだよ、お父さんが言ってるのはね」
説明中
「わかったかい！？」
「変なおじさんだから変なおじ」
「だいじょうぶだぁを見てるんじゃない！」
まだ見てました
「でもさぁ、人って個性の塊じゃん？そんな風に学校で身につく社会性ばかりが良いってわけじゃないんじゃない？」
おぉ、優樹が正論を言っています
たしかに、社会性などと一言で言っても実に様々である
優樹の言うように、学校で身につけるのが必ずしもプラスになるわけではない
とか言っていては話がまるで進行しないので、ここは心を鬼にします
「…え？何を鬼にするって？」
いいですか皆さん、よく聞いてください
…はい、正座してね
よく聞いてください
莉王が男らしくなったとしましょう
結婚を考えてくれるかも
「そんな手に引っ掛かるかぁぁぁぁぁ！」
え、なにがんざんめっさいじん！
「京都編の冒頭でおまえに騙されてるから！もう騙されねーぞ！」
京都って何の話してんだ！
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