第三話

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修「ん…あれって」 トイレから出てT字路に戻ってくると、女生徒が二人話をしている ?「麻希…何故あんな中等部のトップを指名したの?」 どうやら一方は神童 麻希っぽいな あ、ちなみに俺はトイレ側の通路、二人はデュエル場に近い通路にいるので俺が近くにいるのはバレていません 麻希「ここにいるみんなは…彼の実力を知らないからだよ」 ?「だからって!!これは高等部全員に失礼だよ!!」 麻希「…」 まぁ、確かに片方の生徒の言うとおりだな 麻希「観ればわかる」 ?「…?」 麻希「彼と私のデュエルを観れば私が彼を指名した理由がわかる」 ?「…」 麻希「彼は小学校でジュニア部門だけど全国大会で優勝してるよ、それに…」 ?「…それに?」 麻希「彼の闘志は萎えない、どんなに絶望的な状況であってもね」 そう言うと神童さんはどっかに行ってしまった ?「…あっそ」 もう一人もどっかに行ってしまった 修「…闘志は萎えないか」 それだけが取り柄ですからね、俺 修「さて、戻るか」 デュエル場 出入り口 松井「間もなく入場よ」 修「はい」 アナウンス「只今より、卒業模範デュエルを行います」 いよいよ…か 修「…よし」 今俺にある全てをぶつける アナウンス「前・代・未・聞!!!神童 麻希自らアカデミア中等部のトップに挑戦者を指名!!小学校時代に全国大会ジュニア部門優勝経歴アリ!!紀藤 修君の入場です!!」 俺は入場口から入場する 修「うはぁ~」 デュエル場の二階には人・人・人!! 修(全国大会以来の人数の多さだな) アナウンス「続きまして、卒業生代表…神童 麻希さんの入場です!!」 俺とは別の入り口から神童さんが入場して来る 流石高校生 中等部の女子とは全てが違う… マーキ!!マーキ!!マーキ!!マーキ!! スゴい声援だな… アナウンス「それでは、麻希さん、修君に抱負を聞きたいと思います!!」 …聞いてない アナウンス「先ずは麻希さん!!」 麻希「この卒業模範デュエルの挑戦者を引き受けてくれてありがとう、私を含め高等部の生徒にあなたのデュエルを見せて下さい…私も全力で応えます」 アナウンス「続きまして修君」 修「指名ありがとうございます…本日は楽しみたいと思います、ただ…」 アナウンス「ただ?」
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