それは突然に

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そんなある朝……。 いつものように眩しい日差しでユベルは目を覚ました。 「ん~~……、っ…。今日も頑張ろうかな…」 大きく伸びをして、窓を開ける。 「あれ……?」 …違和感。 何かが足りない、とユベルは思った。 窓から顔を出して、外の様子を見渡す。 いつもどおりの景色。 花壇には色とりどりの花が咲き誇り、小鳥が口々にさえずる。 そして、家の傍には風車があり―――。 「……風車、動いてない……」
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