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+.。.:*・゚☆sasaru*・゚+
ジワジワと熱い日差しが俺の目を刺していた。
【knight-ナイト-】との決着がついてから数ヶ月…
俺たちは、学園の夏休みに突入していた。
ミイトやシキ先輩、シンは…
光一が残していた財産を元に、学園に毎日登校している。
ただ、雅幸の扶養家族…って形だけど。
光一が居なくなっても尚、普通に学園は機能し続けていた。
その仕組みを知りたかったけれど…
今となっては謎でしかない。
雅幸でさえ知らないのだから、仕方ない。
そして、雅幸が言っていた“こーちゃん”の意味も…
今となってはそれは一生の謎になってしまうのかもしれなかった。
武は学園の寮監という職に就き、
代わりに、なぜか教員免許を持っていた雅幸が、
臨時職員として職についていた。
雅幸が教師ってのはものすごーく不安だけど、
ヒゲとボサボサヘアーの下に隠れていた整った容姿と元寮監という知名度のお陰か…
学園内では特に不自由なく、教師生活を送っているみたいだった。
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