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武も、手に持っていたスイカの皿を落としそうになって…
けれど、そこで意識を取り戻したのか、
慌ててスイカの皿を机の上に置くと、
雅幸の背後に隠れた。
「ちょ…たけるん、可愛いんだけど俺を盾にするの止めてくれない?」
「いや…だって…」
ひらひらと…
未だに硬直したままのシンの手元から、
箱の中身が舞って落ちた。
そこには、一言だけ…こう書かれていた。
【8月某日、帰る
紅蓮&光一&イルカタン】
ふざけた手紙だ…
特に、最後の部分で誰が書いたか丸分かりだ…。
盾を交互に変わる武と雅幸、
そして…その二人を尻目に、再び襖(ふすま)が開かれた。
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