バカと進級と転校生

第一問･バカと実力と転校生

明｢なんで姫路さんがＦクラスに！？｣

姫｢やっぱり明久君はＦクラスだったんですね｣

明｢質問に答えてよ！っていうか『やっぱり』って酷いよ！バカにしないでよ！｣

姫｢あの…私、今回のテスト、名前を書くのを忘れて、無得点になったんです｣

明｢えぇ！？｣

なんだよ！それじゃ姫路さんはＦクラスに逆戻りじゃないか！

美｢瑞希、あんた狙ってこのクラスにしたでしよ…｣

姫｢そっ…そんなことないですよっ！たまたまわざと名前を書くのを忘れただけですよ！｣

美｢わざとって言っちゃってるわよ｣

姫｢あぅ……！｣

なんだか二人でヒソヒソと話してる。何の話しだろう？

雄｢ま、姫路がＦクラスに来たのは別にどうでもいいんだ｣

明｢どうでもよくないけどね…｣

雄｢気になるのは転校生が来るって話だ｣

美｢あっ、それウチも聞いた｣

姫｢私も聞きました｣

雄｢なんでＦクラスに入ってくるんだ…？｣

ガラガラッ

鉄｢お前ら静かにしろ！そして席に着け！｣

みんなが考えてると、鉄人が教室に入ってきた。

鉄｢突然だが、転校生を紹介する。入ってこい！｣

明｢えっ！？もう！？｣

まだ心の準備が…！と、思ってる間にその転校生が入ってきた。