第二問

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翌日。 雄「――さて、これからどうするか」 明「試召戦争でもするつもり?まだ早いんじゃないの?」 雄「いや、早いほうがいい。遼と蝶野には馴れてもらいたいからな」 たしかに、遼も蝶野さんもまだ一度も試召戦争をしたことがないから、やるのなら早いほうがいいだろう。 明「なるほど、で?どこから攻めるの?Dクラス?」 雄「今回はCクラスを攻める。遼の数学は即戦力になるから、大丈夫なはずだ」 明「まあね、霧島さんより高いもんね」 ムッツリーニの保健体育と同じぐらいの点数だ。 単体教科なら、誰にも負けないだろう。 雄「と、いうわけだ。明久、Cクラスに宣戦布告しに行け」 明「絶対に嫌だ」 去年、Dクラスに宣戦布告しに行ったら、物凄い勢いで掴みかかってきて殺されるところだった。 雄「大丈夫だ、Cクラスにはお前のことを好きだと思ってる奴はたくさんいるぞ?」 明「よし、僕に任せてよ」 なんだ、そういうことなら早く言ってよ。それなら心配ないな。 そう言って、僕は教室をあとにした。
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