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雄二達が教室を出ていき、僕と姫路さんだけになった。
しばらくの沈黙の後、先に声を出したのは僕だった。
明「あのさ…姫路さん」
姫「はい!?なんですか!?」
明「振り分け試験の時、姫路さんって本当に名前を書き忘れたの?」
姫路さんがそんな凡ミスするとは思えない。
姫「は、はい。書き忘れちゃいました…」
はは…と、僕でもわかるような愛想笑いをした。
明「嘘でしょ。だって姫路さん、Fクラスにきたわりには全然落ち込んでないじゃないか」
姫「それは、だって2-Fクラスのみんながいるんですから…楽しいですよ」
明「でも、みんないなかったらどうしてたの?」
姫「その心配はないですよ!明久君だけは絶対にFクラスに来ると信じてましたから!」
それは僕をバカにしてることになるよ。
姫「それに――」
?それに?
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