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雄「で、明久はどうなんだ?」
西「あぁ…そうだな、吉井は去年とは違い、学力がDクラスに匹敵するぐらいだ」
明「でしょう!今年の僕は一味違いますよ!先生、僕はどのクラスですか!?」
西「《Fクラス》だ」
明「バカなぁぁぁぁ!!!」
Fクラス!?Sクラスじゃなくて!?
明「先生!Dクラスに匹敵するんじゃないんですか!?」
西「成績はEクラス代表並だ。しかし、お前は《観察処分者》だろう?観察処分者は自動的にFクラスだ」
明「理不尽すぎる!!」
今までの勉強はなんだったの!?僕の時間を返してよ!
雄「ちっ…同じかよ…」
明「雄二!それはいくらなんでも酷いぞ!」
西「それはそれで、Fクラスには転校生が来るらしいぞ?」
明&雄「「はっ?」」
転校生?Fクラスに?
雄「鉄人、それはどういう風のふきまわし――
キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン―…
雄「やべ…!」
ガシッ!
鉄人が僕らの頭をつかむ。
鉄「まだ門をくぐってないな…これは遅刻だなぁ…」
明「えっ…ちょ…先生?どこに連れていくのですか?」
鉄「遅刻したんだ、補習室で遅刻の理由を英語で書いてもらうぞ?」
雄「ハァ!?遅刻って、鉄人が俺らを足止めしたんじゃねぇか!!」
鉄「言い訳は補習室で聞いてやる。さっさとついて来い!」
明&雄「「理不尽すぎる!!」」
そんなこんなで、僕らは補習室へと拉致された。
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