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鉄人からの補習を終え、Fクラスの教室に入った。
腐りかけた畳、一部割れた窓、傷痕だらけのちゃぶ台。
とても教育生の勉強するとは思えないほど古びた教室だ。
明「あ~あ…またこの教室かぁ…。ミカン箱がちゃぶ台に戻っただけじゃないか…」
雄「別にいいじゃねぇか。机があるだけマシだろ?」
明「僕は椅子に座りたいんだよ!」
そんな話をしていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あれ?あれってアキじゃない?」
「む?本当じゃな。明久達じゃな」
明「あれ?秀吉と美波じゃないか」
そこに現れたのは、
年寄り言葉を遣う美少女――に見える男、木下 秀吉と、
ドイツ育ちでポニーテールと胸(の小ささ)がトレードマークの、島田 美波だ。
どちらも二年の頃同じクラスだった。
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