渡し屋稼業壱話〔冥土に送ります渡し屋稼業〕

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●坂田藤兵衛 北町奉行所定町廻り同心。 45歳 奉行所内の仕事は怠けてばかりいる、同僚や上司からは{ボンクラ藤兵衛〕と呼ばれ家に帰れば妻と娘に馬鹿にされる始末 下呂で甘党 だかそれは表の顔であり裏の顔は凄腕の殺し屋である。 天才的な剣術で的を仕留める ●夜鴉の十蔵 67歳 渡し屋元締めの老人。一昔前までは裏世界でいわずと知れた伝説的な人物。 年のわりには身が軽く一昨年前には藤兵衛と共に寺社奉行一派を仕置きに掛けている。 表の顔は質屋西松屋を経営している。 ざっくばらんな性格で若い娘が好きな風来坊。 ●五月雨弥平 32歳 はぐれ殺し屋である彼はある目的で江戸にやって来た。 女好きの大酒のみ金に汚く粗暴な性格だが情に脆い男である。 表の稼業はおでん屋 有り余る怪力で的を仕留める。 ●チョロ平 本名平助 28歳 チョロ平またはチョロのあだ名で呼ばれる。西松屋で働く番頭。 渡し屋の一員である。密偵や連絡、敵地潜入、変装をこなすサポート役。おちゃらけで情に脆く臆病な性格。 毒吹き矢で藤兵衛達を援護したりするが吹き矢は全くの下手くそである。 行きつけの水茶屋に巨漢の彼女おもんがいる。
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