こういうことにはみんな積極的なんですよ

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美琴 「また例の事件?」 黒子 「これで五件目ですの。例によって爆発の規模は小規模で怪我人はなし、けれど…」 美琴 「愉快犯だとしてもあんまり笑えないわよねぇ。で、犯人の目星は?」 黒子 「昨日ようやく手がかりが掴めましたの。お姉さま、グラビトンてご存知ですか?」 美琴 「グラビトン…って、重力子のことだっけ?」 黒子 「どのケースも、爆発の直前に重力子の急激な加速が衛生によって観測されていましたの。アルミを起点に重力子の速度を爆発的に加速させ、一気に周囲に撒き散らす。つまり、アルミを爆弾に変えていた、ということですわ」 美琴 「ふーん。なんでアルミなの?」 黒子 「さぁ?」 美琴 「さぁ、って…。まぁでも、それってつまり能力者の仕業ってことでしょ。だったら学園都市のバンクを検索すれば一発じゃない」 黒子 「へ?」 (意表をつかれた感じ) 美琴 「全ての学生の能力データが登録されてるんだから」 黒子 「はぁ…。勿論検索しましたわ。該当する能力はシンクロトロン。それもアルミを爆弾として使えるほどの能力者となるとレベル4の生徒一人だけ」 美琴 「だったら、その人が犯人なんじゃ?」 黒子 「ところがアリバイがありますの。その方ずっと入院されていて、一連の事件を起こすのは不可能なんですのよ」 美琴 「なるほど、それでどん詰まりってわけか」 黒子 「まさか、バンクのデータに不備があるとも思えませんし」 美琴 「あっ、ひょっとしてまだ登録されてない能力者がいるっ、とか?」 (ワクワク) 黒子 「………」 (不機嫌に息を吐く) 美琴 「ねぇっ、私も犯人探すの手伝ってあげよう――」 (言葉を遮られる) 黒子 「結構ですの」 美琴 「え?」 (不意をつかれた感じ) 黒子 「お姉さま今、これってちょっと面白いかもぉ、相手次第では腕試ししてやろうじゃなーい、などとお考えではありますんでした?」 (これって~じゃなーい、をハイテンションで) 美琴 「うぅ…。そんなこと――」 (焦り→言葉を遮られる) 黒子 「とぼけてもダメですの。黒子はお見通しですの。 まったく、いつも申し上げています通り、お姉さまはあくまでも一般人。治安維持活動は――」 (言葉を遮られる) 美琴 「ジャッジメントに任せて頂きたいんですのぉ、でしょ」 (嫌みのような物まね) 黒子 「くっ…」  
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