プロローグ

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まだ私が幼稚園に通っていた頃 私は公園で虐められていた。 私のお気に入りの人形を男の子たちが取り、私から逃げて笑っていた。 私はただ泣いていた。 その時、後ろから声がした。 「もう、止めたら?」 男の子たちは止まり、私も顔を上げて声の本人を見た。 人相は正直覚えていない。 ただ、その人は男の子でそして優しい人で、魔法が使えたことは覚えている。 男の子は手の平に青白く光る球体を浮かべていた。 周りの男の子たちは驚いて逃げ出し、公園には私と男の子だけになった。
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