No.①

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…もう朝か…… カーテンの隙間から差し込む陽の光で目が覚めた ボーっとした頭のまま、体を起こそうとグッと力を入れる 「イッ…タァ……」 体中には鈍い痛みが走り、昨日の事を嫌でも思い出してしまう 父親からの理不尽な暴力と罵声の数々 私がアイツにいったい何をしたというのだろうか… 守ってくれるはずの母親も、私を置いて自分だけ逃げ出してしまった… 私が身を持って学習したこと… それは… 自分の身は自分で守れ… と言うこと
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