一章

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魔王「僕って名前無いの?」 大臣「私はずっと魔王様とお呼びしているので、分かりません」 魔王「なんだったけ?僕の名前。ホントに大臣も知らないの?」 大臣「知らない、と言うよりは覚えていない。と言った方が正しいですね」 魔王「主の名前忘れたとか、ホントに僕の事慕ってるの?」 大臣「愚問ですね」 魔王「大臣…」 大臣「魔王様と一緒に居るのはからかうと面白いからです」 魔王「主としての威厳がない!?」 大臣「いまさらですか?」 魔王「僕の存在意義ってなんだろう…」
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