ある時ある場所にて

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「坊主」   「なんだ、おっさん」   「おやすみ。良い夜を」   「……おやすみ」       固形食糧の最後の一つを口に放り込む。     「……おっさん?」     返事は無い。   話す相手の居なくなった少年は、あまり美味しく無い食糧を味わいながら、眠りに落ちて行った。
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