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入院する日の前日。兄貴の計らいで、病院手前の都市に一泊した。
「これからマズイ病院食ばっか食うようになるんだから、旨いもん食ってビール飲んで、景気つけてから行こう。」
俺はありがたくそうさせて貰った。不安は勿論だが、まだ何も詳しい事は判らないし、とりあえずビールだよな!ってくらいにして。
翌朝、撫子からメールが入った。
[おはよ
今日の入院でしょ?
何処まで行った?
気をつけてね]
[おはよー撫子ちゃん♪
実は昨日のうちに出発して〇〇に泊まって、シャバのご馳走食べたんだよ!
今は、実感ないから旅行気分で移送されてるとこです☆
後1時間位で着くんじゃないかな?]
[〇〇より先に行ったことないから土地勘なくて判んないけど、案外〇〇から近いのね。
ま、どっちにしても、私んちからは遠いかぁ(>_<)
気をつけてね]
[ありがとうございます☆
ぼちぼち着きそうだな!
そんじゃ色々手続きしちまうからさ!
撫子も頑張れよ]
[ありがとう
また後でね]
[またな!]
そして俺はその病院に入院した。
兄貴と二人でこれからの簡単な予定を聞いて、大まかな予定を立てた。
今はまだ体調におかしな所はない。
なんで俺はこんな所に居るんだろ?
なんて、今更ながら場違いなような気がしてた。
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