第4章

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それからは、意識が戻ったり、寝ていたりの繰り返しで、昼なのか夜なのか解らない状態だったが、撫子からのメールで意識を取り戻し、3日も経つとだいぶ良くなって来た。 絶食期間も終わり、なんとかお粥を食べる許可がおりた。嬉しくなった俺は [今日からお粥の許可がおりました☆] って撫子にメールした。良かったね!体力つけなきゃね!ってメールは帰って来たけど、俺は、絶食してた事言ってねーじゃん!って、自分のバカさ加減に呆れた。 せっかくあんま心配かけないようにって思ってたのに、どっか足りねーんだよな・・・ そういや、この前今日は凄く寒いよって来たメールにも[38℃あるから暖めてやるぜ!]って返してしまったなー。あんま良くないのバレバレじゃんか!・・・ダメだなぁ俺。 ま、しょうがない。送っちまったもんな。 なんて、とりとめのないことを考える余裕が出来たのは確かだった。 ある日、撫子からのメールに、サイトアクセスのアドレスがついてきた。 [良かったらダウンロードしてね♪] というメッセージ付きで。 俺は早速ダウンロードしてみた。 完了して再生。 うわ。歌流れてきた。びっくり。 とりあえず撫子にメールした。 [ビビった! 歌流れてきた! ありがとな☆ 撫子は携帯使いこなしてるなぁ(笑)] [それほどでもないよ(笑) 気に入ってくれたならそれでいいし♪] その歌は俺の応援歌になった。
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