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何時もの様に居眠っていた里田の頭にペットボトルが落下。
当たり所が悪かったのか、少し鈍い音と同時に
「こらっ」
と、こぶへいの声がした。
里田はゆっくりと顔を上げ、こぶへいをギッと睨みつけた。
「気安く人の頭なぐってんじゃねぇよ!!」
こぶへいを力一杯押したのか、その場より少し離れた場所で尻餅をついた。
こぶへいは ペットに噛み付かれたような顔をしている。
場の空気が一気に無くなった気がした。
里田は持っていた こぶへいボトルをがむしゃらに投げ付けた。
それはこぶへいに真っ直ぐに飛んで行き、眼鏡に当たった。
こぶへいは下を向いたまま顔を上げない。
更に場の空気は重くなった。
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