Vol.3

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『また鼻血が見たい?』 私は鼻で笑って見せたあの顔をワースト3に入る恐ろしい顔だと思った。 こぶへいが顔を下にやると、生徒達の罵声が始まった。 それを満足気に見た里田は机につっぷした。 こぶへいはそれ以来学校に来る事は無かった。 こぶへいが来なくなって、私達のクラスはこっぴどく怒られた。 さらに虐めのビデオを観させられた。 面倒だとは思わなかった。 私もクラスの一員。 それなりに罪悪感もあった。
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