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・・俺が生まれて初めて惚れた女は“桜の花”みたいな女だった。
小さくて。
頼りなくて。
風が吹けば散ってしまいそうな桜の花みたいな女。
その桜の花みたいな女を俺は一生守っていこうと決めた。
こいつの為だったら、俺は何でもできる。
“美桜”
親からもらったのは、その名前と心と身体に深く残る傷だけ。
人から愛情を受けたことのない美桜。
そんな美桜に出来る限りの愛情を注ごうと心に誓った。
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