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「いけ!ピジョン!」
ポッポにつづいてハヤトはピジョンをくり出した。
9レベルか・・・・・・ポッポって、9レベルで進化するんだっけ?
どっちでもいいか。
「ヒノアラシ!こいつもひのこで焼き鳥にしてやれ!!」
「ヒノー!」
「そうは行くか!ピジョン、かぜおこし!!」
「ピジョジョジョジョジョジョジョ!!!」
やっぱり、かぜおこしで吹き飛ばす作戦で来たな!
「ピジョンの背中に回り込むんだ!!」
「な!速い?!」
ヒノアラシは背後に回り込むと、ピジョンの背中に跳びついた。
「ヒィノオォー!!」
《ゴオーー》
「ピジョー!!」
「よし、もう一度ひのこ!」
「旋回しろ!」
「ピジョ!」
《ごひゅっ》
ピジョンは急降下してスピードをつけると、その勢いのまま急上昇しだした。
くるっと、半円を描くころにはもうヒノアラシは振り落とされていた。
「大丈夫か?ヒノアラシ!」
「ヒノ!」
「たいあたりだ!」
「ヒノォ!」
「すなかけ!!」
《ばさささささ!》
「うわあ!」
ぼくはとっさに腕で顔をかばった。
直後、一気に大量の砂がかけられた。
「うっへぇ・・・口ん中じゃりじゃりする~」
顔や頭についた砂を振り落とし、ヒノアラシに次の指示をしようとした。が様子がおかしい。
ヒノアラシはぼくと違い、防御が間に合わなかったようだ。
「ヒノアラシ!!」
お前、そんな細いのに・・・目に入っちゃったのか?!
「どうする?そのまま戦うか、ポケモンを入れ換えるか・・・それともサレンダーするかい?」
な、なんて卑怯なんだ!それでもジムリーダーか!
ぼくの手持ちはヒノアラシだけ、だからといってヒノアラシをこのまま戦わせることなんてできない!
でも、降参するなんて絶対いやだ!
そのとき
マダツボミがゆっくり前に出てきた。相変わらずくねくねしながら。
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