第1章

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ウツギ博士に呼ばれて研究所に行くと、見慣れない奴が研究所の窓から中をのぞいてた。 何かブツブツ言ってたけど、キモいので無視することにした。 研究所の中に入ると、博士がぼくを待っていた。 博士は、前からぼくがポケモンを欲しがっていたことを知っており、ポケモン1匹と引き換えに、ぼくにお使いを頼んできた。 迷った末に、ぼくはヒノアラシを選んだ。 お使いの内容はいたって簡単。ヨシノシティの少し先にあるポケモンじいさんの家に行ってポケモンじいさんの大発見したものを研究所に持ち帰る。それだけのことだ。 本当に簡単だった。 少し道に迷ったりもしたけど、大した問題もなく無事にポケモンじいさんの家にたどり着いた。 ただ、予想外なことが1つ起こった。それは、じいさんが2人いたことだ。 年寄りとは大抵話の長い生物だ。この二人も例にもれず長かった。 やっと話が終わって、オーキド博士ってじいさんは 帰りぎわ、ぼくにポケモン図鑑を渡した。 よくわからないけどもらえるもんはもらっとく主義なのでありがたく頂戴しておく。 ぼくはポケモンじいさんの大発見らしいふしぎなタマゴをもってワカバタウンを目指した。 そして、また事件が起こった。 行きのときも見たが帰りのヨシノシティでもまったく同じところにいた入口のじいさんに声をかけてしまったのだ。 まさか町を案内されるとは思わなかった。 心精神的に疲れたぼくはポケモンセンターで一休みすることにした。
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