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「本当に迷惑をかけたと思っている……」
「別に……迷惑だなんて……
だって余りにも死にかけだったし、その割にえらい妖気を発していたしで、とにかく凄く気になっただけよ。」
「とは言えやっぱり雛さんは俺の命の恩人だ。
その命の恩人に何も出来ないってい…」
「あなたも中々しつこいわね。
大丈夫だって言っているでしょう?
そんなに生活が負担になっている訳じゃないし、それに貴方もちょくちょく家事とか手伝ってくれるじゃない!」
「本当にそれくらいしかできないけどな……」
「それでいいって言っているでしょう?
そんなに仕事が欲しいんなら、これの洗い物を頼むわ。」
言うと雛さんは紅茶の残りを飲みほしてカップをソーサーに置いた。
「え、あ……わかった。」
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